- STYLE - YASUHIRO YAMANE / Y2-DIARY

皆さん、お疲れさまです。

近頃、夜になると…
コオロギなど、虫の鳴き声が
聞こえてきて、秋の気配を感じます。

ただ、
虫の声♪を「情緒」として感じるのは、
世界でも、日本人とポリネシア人ぐらいと
言われています。

これは、虫の音色♪を右脳
（機械音や、雑音を処理する脳）で聴くのか？
それとも、
左脳（人の声など、論理的知的に処理する脳）
で聴くのか？によるもの。
世界の多くの人々は、
虫などの鳴き声を雑音として
とらえるのに対し…
日本人は、人の声と同じように
虫の音♪から
様々な感情を読み取っているわけです。

さらに、話は膨らみますが…
そもそも我々は、静かすぎる環境では、
落ち着かない状態に陥ります。

普段、何も聞こえないと思っていても…
耳をすませば、時計や冷蔵庫など
家電製品の作動音や、外を走る車の音など、
常に音に囲まれて生活をしています。

ではもし、全くの無音状態にいたとしたら…
一体どうなるのか？
例えば、無音に近い状態を作る無響室に
入ってみると…
徐々に、自身の心臓音が聞こえはじめます。
やがて、
呼吸する肺の音まで聞こえるようになり、
自分そのものが、音♪になってしまいます。
そんな状況をかき消すため、
幻聴を生み続け…
あっ！という間に
精神崩壊となってしまいます。

つまり、
我々は、無意識のうちに
様々な音♪を聞いて、周囲の状況を判断したり、
危険を感じ取ったりしているわけです。

…なので、
静まり返った図書館より、
適度な雑音に包まれた…
カフェのような場所が、集中できる！
というのも、一理あるわけです。

…なかでも、
波の音♪は、耳では聴こえない超音波が
含まれていて、それを身体が感じ…
脳からα波が出てきます。
また、
波の音♪は、昔…胎内にいた環境にも似ていて、
母親の胎内に回帰したような安心感から…
リラックス・モードへと導かれるわけです。

言い換えれば、
音♪なくして、我々は生きて行けない！
いや～ホント不思議ですよね。

では…
今日が、皆さんにとって
素敵な１日になりますように…。　　 　YASUHIRO★