- STYLE - YASUHIRO YAMANE / Y2-DIARY

皆さん、お疲れさまです。

いきなりですが…
この文章は、
左から右へ読む「横書き」になっています。

当たり前のようですが…
昔は、
右から左へ読む「横書き」だったんですね。

では何故？
昔は、右から左への「横書き」だったのか。
また、
どこで左から右への「横書き」に変わったのか？

…ということで、
早速！この「謎」を紐解いて行くとしましょう。

そもそも、
時代を遡ると…
日本語は「縦書き」しか、ありませんでした。
その理由は、皆さんの予想通り…
中国語や、漢字の影響を受けて、
日本語が作られたため。

その流れから、
漢字は「縦書き」で使用するための形をしている。
…と、されています。

では、日本語のはじまりとなった…
「縦書き」の場合、
どうして右から左へ進むのか？

有力な説のひとつとして、
「巻物に文字を書いていたから」
…と、言われています。
例えば、
右利きの人ならば…
巻物の巻かれた部分を左手で持ち、
右手で引っ張り出すことになります。
…となると、
右から左に文章が書かれている方が
スムーズに読むことが出来ます。

その習慣のまま、
「横書き」にした場合…
右から左へ読むのが自然と言えます。
さらに、
「横書き」を使うようになったのは、
日本に、西洋の言語が入ってきた…
江戸時代から明治時代にかけて。

その後、
外国語の辞書で、和訳をつける際、
左から右へ進む「横書き」じゃないと…
読みにくい！とされたことから、
徐々に、左から右に書くスタイルへと
変わって行きます。

ちなみに、
大正から昭和初期にかけては、
日本古来の…右ら左へ進む「横書き」と
西洋渡来の…左から右へ進む「横書き」が
混在していました。

そのため、
当時の新聞を見ると…
見出しの大きな文字は、
右から左へ書く「横書き」
また、
１０円紙幣にも、今とは反対向きに
「行銀本日」と印刷され、
アルファベット表記には、
「NIPPON」と、西洋の…左から右へ読む
「横書き」になっています。

このように、
右から左、左から右へと…
読む文字が混在した時代も
終戦と共に、
左から右へと、統一されて行きます。

今や「横書き」の文字を
左から右へ書くこと、読むことは、
ごく自然なことですが…
言い換えれば、
右から左に読むこと、
ましてや、書くとなると…
とっても大変なことに違いありません。

そう考えてみると…
本当に、この時代で良かった♪
…と、改めて感じます。
はい～…。

では、
今日が、皆さんにとって
素敵な１日になりますように…。　　 　YASUHIRO★